伝統と経験が導く、最適解。
欧州の高級紳士靴に学びつつ、日本人の足型へと最適化したのが「25番木型」
幅はやや広めに設計しつつ、土踏まずのラインを絞ることで、指先には余裕を持たせながらも、見た目は凛とした端正なシルエットに仕上げています。
この構造により、幅広の方にも細身の方にも、土踏まずでしっかり支えるホールド感を実現。軽やかな足取りと端正な佇まいを叶えます。

また、日常の履き心地を底上げするために、インソールにはレザーを採用し、適切なクッション性を加えました。
製法は“返り”に優れるセメントを選択。グッドイヤーやマッケイに比べて軽快で柔らかな屈曲を得やすく、歩くたびに足に馴染みます。
さらに当店では、セメント製法でありながらオールソール修理にも対応。長く履ける安心感も備えました。

素材は姫路レザー。ミュージアムカーフを思わせるムラ染めに、ガラス加工の艶を重ねることで、陰影のある豊かな表情を実現。
磨くほどに艶を増し、履き込むほどに馴染む──。
「見た目」と「履き心地」、その均衡が取れたバランスこそ、25番木型がロングセラーである理由です。
装いに合わせて選ぶ、四景。

25005|サイドレース
ダミーのゴムレースとインサイド・エラスティックで、結ばず履ける端正。気品漂うデザインが、独自の存在感を際立たせる。

25004|内羽根ストレートチップ
縫い目を内に収めるレベルソが品を添える。格式の場に相応しい、正統の一足。

25010|ダブルモンク
エラスティックとゴム仕様のストラップで、着脱は軽やか。ジャケットに映える、静かな色気。

25011|ホールカット
贅沢な一枚革が描く、面の美しさ。装い全体を凛と引き締める、静かな主張。
モデル | 着脱のしやすさ | フォーマル度 | 要点 |
---|---|---|---|
25005 サイドレース | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 気品ある意匠 |
25004 ストレートチップ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 正統・礼節 |
25010 ダブルモンク | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 静かな色気 |
25011 ホールカット | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 面の美 |
革と仕立て、二つの美点。

姫路レザーにムラ染め。ガラス加工の艶が重なり、陰影豊かな表情に。

合成底+ラバーヒール。雨の日にも実直に歩ける。セメント製法でもオールソール修理可。
物価高の時代に、“納得して選べる一足”。
物価上昇と革靴相場
近年の為替や物価上昇により、
輸入革靴は10万~20万超が一般的に。
国産でも3~4万円以上がベースになりつつあります。
買いやすさの理由
当店では、あえてセメント製法を採用。
グッドイヤーやマッケイに比べ製造コストを抑え、
その分を履き心地の工夫に再投資しています。
具体的にはレザーインソールを採用し、
クッション性を高めることで快適さを担保。
セメント特有の軽快な返りも活かしています。
それでも譲らない拘り
アッパーには姫路レザーを使用。
ミュージアムカーフを思わせるムラ染めと、
ガラス加工の艶が深い陰影を生みます。
熟練職人の仕立てにより、
セメント製法でもオールソール修理が可能な設計。
“長く履ける一足”を実現しています。
※ 高騰する市場環境の中でも、当店は「買いやすさ」と「本格派の拘り」を両立。
だからこそロングセラーとして選ばれ続けています。
選ばれ続ける、その理由。
ビジネスシーンで信頼感を演出するのはもちろん、食事会や特別な場にも自然に映える一足
5足目です。スリッポンでとても楽ですし、キレイめなシルエットなのでお気に入りの一足です。
革は姫路レザーを使っているとのことで、質感はしっとりとして上品な光沢があります。ビジネスシーンでは落ち着いた印象を与えつつ、食事や外出などの場でも自然に映えるのが気に入っています。
よくあるご質問
セメント製法でも修理できますか?
サイズ感は?
雨の日の使用は?
経験と職人技が紡ぐ、永く寄り添う一足。
創業以来培ってきた知見と国内工房の確かな技。
磨くほどに艶を増し、日常を凛と支える──それが25番木型シリーズです。