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プレーントゥとは?バリエーションや選び方、おすすめモデルもご紹介

何にでも合わせやすくオンオフ問わず使える汎用性の高さが魅力のプレーントゥ。「とにかくシンプルということはわかるけれど、定義ってあるの?」「冠婚葬祭はOK?」など、改めて考えてみると意外と詳細を知らないという方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、プレーントゥの基礎知識やふさわしいシーン、おすすめモデルなどについてご紹介します。

プレーントゥってどんな靴?

まず、プレーントゥがどんな靴なのか、その特徴や種類をみていきましょう。

プレーントゥはつま先部分に一切装飾がされていないデザインのこと

プレーントゥは、つま先(トゥ)部分に縫製や飾り穴が施されていないデザインの総称。トゥに装飾がない革靴の総称として使われることもあるのでややこしいですが、厳密にはつま先のデザインの呼び名です。

つま先のデザインには他にも、一直線の切り替えが入った「ストレートチップ」や、W字型の切り返しがある「ウイングチップ」、U字型に切り替えられた「Uチップ」などがあります。革靴は、「つま先のデザイン」と「甲のデザイン」の組み合わせによってTPOが決まるので、「プレーントゥである」ということだけではどのシーンに相応しいか判断することはできません。

厳密に言えばプレーントゥは紐靴だけではありませんが、一般的にプレーントゥと言えば紐靴を指します。
日本では、プレーントゥはビジネスシーンに欠かせない革靴として挙げられることが多いですが、一方でラフなスタイルにも合わせやすい万能シューズとしても重宝されています。

プレーントゥの起源

プレーントゥの起源は、1800年代に現ドイツ北部に存在したプロシア王国の将軍が考案した歩兵用の編み上げ靴だとされています。その後、しばらくは狩猟用の革靴として様々な人に利用されていましたが、1930年代にはアメリカの郵便配達員や海軍士官の制靴に採用され、1960年代にはスーツに合わせる革靴として人気を博すことに。

それ以来、プレーントゥはスーツに似合う革靴の定番として多くの国で愛用されています。

プレーントゥは大きく分けて4種類

プレーントゥには大きく分けて以下の4つの種類があります。
・外羽根プレーントゥ
・Vフロント
・内羽根プレーントゥ
・ホールカット

それぞれ詳しくご紹介します。

@最もスタンダードな【外羽根プレーントゥ】

甲デザインが外羽根式のプレーントゥ。多くの人がプレーントゥと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、外向きに鳩目が4〜5個開いた外羽根式のこのタイプです。

ビジネスシューズとしてお馴染みのデザインですが、脱ぎ履きのしやすさやどこか素朴な見た目から、カジュアルユースにも適しています。スニーカーほどラフにならず内羽根式のドレスシューズほどかしこまっていない絶妙なバランス感も魅力の一つでしょう。

外羽根と内羽根の違いは、羽根部分が縫いつけられている位置。内羽根は羽根部分が甲と一体化しており、外羽根よりもフォーマルです。外羽根は羽根部分が大きく開くので足入れがしやすく、固定されている部分が多い内羽根に比べて構造上フィット感が得られやすいという特徴があります。

A履く人の足形を選ばない【Vフロント】

外羽根式のプレーントゥの中でも、鳩目のつま先側がV字状に広がったデザインのものを「Vフロント」と呼びます。鳩目の数が少なめで位置も高めなので足の甲の部分をあまり締め付けることがなく、履く人の足形を選ばないのが特徴。

鳩目の数が少ないため、外羽根式ながらエレガントで落ち着いた雰囲気を醸します。ビジネスユースはもちろん、ジャケパンスタイルにも相性◎。

B一番フォーマルな【内羽根プレーントゥ】

外羽根式のタイプに比べてグッとフォーマルな印象の内羽根プレーントゥ。冠婚葬祭などのフォーマルシーンや、ビジネスシーンでもよりかしこまった場や真面目な印象を与えたい場合に活躍する革靴です。使用シーンを考えると、このタイプを選ぶ場合は黒一択と言ってもいいでしょう。

上のようなエナメル製のタイプや鏡面磨きを施したものであれば、燕尾服やタキシードなど「夜間の宴用の礼装」に合わせることもできます。ただし、モーニングなどの「昼間の儀式用の礼装」に合わせるのは内羽根式のストレートチップが相応しいとされているので要注意。

C一枚革を贅沢に使用した【ホールカット】

継ぎ目がかかと部分にしかなく、ほぼ一枚革で仕立てられた革靴をホールカットと呼びます。通常革靴は複数枚に裁断された革をつなぎ合わせて作られますが、このタイプは1枚の革を継ぎ足しなしで立体的な形に仕上げていきます。

質の高い革、高度な技術が求められるため、他のドレスシューズに比べると流通数が少なく高価。見た目がミニマルな分幅広いシーンで活用できますが、靴のイメージ通り、柄物よりもシンプルなきれいめスタイルが似合います。

プレーントゥとストレートチップ、迷ったらどちらを選ぶ?

フォーマルシーンにも活用できるプレーントゥとストレートチップ、どちらを選べばいいの?とお悩みの方もいるかもしれません。その答えは、どちらか一足ということであれば「内羽根タイプのストレートチップ」です。理由は、最も格式が高くどんなシーンにも使えるから。
革靴選びに迷っている方や、足元のTPOについて知りたい方は、以下のポイントを押さえておくといいでしょう。

【プレーントゥ】
・外羽根、内羽根共にビジネス、フォーマル、普段履きOK
・外羽根は穴の数が少ないほどドレッシーに見える
・2穴や1穴のものはスマートに見せられる
・ぽってりとした丸みのあるトゥデザインはカジュアルな印象を与える
・スーツに合わせる場合は尖りすぎていない適度にスマートなトゥデザインを選ぶのがベター
・ステッチがない分甲の部分にしわが寄りやすいためこまめなメンテナンスが必要

【ストレートチップ】
・最もフォーマルな革靴である
・カジュアルシーンにはやや不向き
・大人として冠婚葬祭用に揃えるなら内羽根式ストレートチップが最適
・内羽根式は就活や面接時に最も適している

プレーントゥのおすすめモデル3選

プレーントゥの基本的な知識が得られたところで、おすすめモデルをご紹介します。実際の靴選びの参考にしてみてくださいね。

おすすめモデル@シーンを選ばないホールカット プレーントゥ【Queen Classico ホールカット プレーントゥ ブラック】

https://www.queenclassico.com/fs/qrcweb/QueenClassicoJapan/62003bk

安心の日本製で素材・フォルム、細部までこだわりの詰まった「Queen Classico/クインクラシコ」から、シーンを選ばない内羽根式のプレーントゥをご紹介します。

レザーにパティーヌ風の染めを施し、ムラ感が美しい独特の風合いを演出しました。デザインはシンプルなホールカットなのでシーンを問わず着用できます。 パーツの継ぎ目がなく、足の形に沿いやすい一枚革仕立てです。アウトソールにはイタリアのゴム底を使用し、より滑りにくさを追求しました。歩く機会の多いビジネスマンにもおすすめです。

おすすめモデルAフルグレインレザーを使用したこだわりの一足【CALZARTES Blucher Plain Toe】

https://www.queenclassico.com/fs/qrcweb/cz-905bk

メルミンジャパン社が、スペイン発ブランド「MEERMIN」の3rdブランドとして、2003年より日本でのみ展開されているブランド、CALZARTES(カルサーテス)の外羽根プレーントゥ。

アッパーには希少なフルグレインレザーのみを使用。ライニングも牛革仕様のため、履きこむほどに足に馴染んでいく感覚が楽しめます。また、ソール全周にマッケイ縫いを施した360度フルマッケイ製法を採用するなど、こだわりの詰まった製法で一足一足丁寧に作られています。

靴全体にはアンティーク加工、つま先とかかと部分には手作業によるハンドポリッシュで光沢仕上げが施された、美しく洗練された見た目も秀逸。すべてにおいて高度な熟練技術とこだわりの詰まった一足は、コスパの高さも大きな魅力です。

おすすめモデルB熟練した職人による手作業が生み出す最高の履き心地【Crockett&Jones ALEX/plain toe】

https://www.queenclassico.com/fs/qrcweb/wholecut/5119sfs-bk

熟練した職人のみが成せる伝統的な手作業から生み出される最高の履き心地が魅力の「Crockett&Jones」より、ホールカット プレーントゥをご紹介します。

こちらはヨーロピアンテイストに満ちた美しいフォルムが特徴のアレックス。5アイレットのシンプルなプレーントゥです。
アッパーは、きめ細かく柔軟性の高い上質なカーフレザーを採用、アウトソールは”Superflex Sole”と呼ばれる、レザーソールにオイルを染み込ませて柔軟性と屈曲性を持たせた新しいソールを採用しています。ラスト(木型)は、英国でも日本でも高い支持を得ているスクエア型のつま先が特徴的な"348"。

グッドイヤー製法なので底材が交換できるため、メンテナンスしながら長く愛用できるのも嬉しいポイントです。デザイン性、機能性ともにビジネスマンにおすすめしたい一足。

プレーントゥはシンプルだからこそいろいろな味付けが楽しめる大人の革靴

プレーントゥはつま先に一切装飾がないからこそ、それぞれのシューズが持つ個性が際立つ「奥深い」革靴です。フォーマルシーンを考えるなら「内羽根タイプのストレートチップ」という選択肢が思い浮かぶかもしれませんが、カジュアル使いを見据えるなら断然プレーントゥがおすすめ。

汎用性が高く、装飾がない分お手入れも簡単なので、革靴一年生にもおすすめできるデザインです。是非お気に入りのプレーントゥを手に入れて、ワンランク上の革靴ライフを楽しんでみてくださいね。

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